原子とは?

原子とは?
原子とものの大きさ

https://radiation.shotada.com/chapter/01 多田将.com

 

さて、まず身の回りにある物は何からできているでしょう?
紙?金属?プラスチック?
それは、ただの材料に過ぎません。
では、さらに小さく見ていくと、何があるでしょう。
そう。そこにある物が“原子”という粒です。

 

私なりの解釈ですが、「物」というものは、画面によく似ているんです。

テレビ、パソコン、スマホなどの画面は、赤・青・緑、のフィルターに光を通し、表現しています。(その三色が色を作る)

 

一方「物」は原子、さらに細かく言えば、陽子・中性子・電子によってできています。(陽子・中性子・電子が原子を作る)

どちらも、「赤・青・緑」、「陽子、中性子、電子」
それによって作られる、「ピクセル」、「原子」。
それが集ってできる、「画面」、「物」

なんだか似ていませんか?

 

これは、ただの例えのようなものなので、覚えなくてもいいですが、ニュアンス的にはこういった感じです。

まとめると
「原子が集まり、物ができる」
これを抑えましょう。

 

 

では、もうちょっと詳しく話します。

「画面」の話で、「赤・青・緑」の組み合わせで色を表現するといいました。
それも、「原子」に当てはめることができます。

「原子」を作る三要素、「陽子・中性子・電子」この三つの小さな粒子によって原子が作られます。

 

構造は、中心に陽子と中性子からできた原子核がある。
その周りを電子が飛び回る。
といった感じ。

そして、「陽子・中性子・電子」の個数によって、原子の性質が変わるのです。
「鉄」とか「フッ素」などの物質は、三要素の個数が同じ原子の集合体です。

また、「鉄」「フッ素」などのことを元素といいます。(「元の素材」ってこと)

例えば、宇宙に最も多く存在している原子。「水素」は、陽子が一個。電子が一個あります。(中性子はない)
これが、最もシンプルな組み合わせ。
※最もシンプルだから、「核融合」(原子と原子が合体すること)などが起こりやすい。核融合は太陽の中で起こっている。

 

すこし、複雑にすると「ヘリウム」になる。あの、声が高くなるやつ。(おもしろいよね~)
これには、陽子が二個、電子が二個、中性子も二個ある。
ここに中性子が出てくるが、実は中性子って結構大事。

いったん、陽子と電子について説明すると、この二つの個数は等しくなる。

これは、陽子は+極・電子は-極だから、こうしないと釣り合わない。

 

そして、中性子について。

原子は陽子と中性子が同じでも、中性子によっても性質が変わる。中性子はさらに細かく分ける働きがある。

具体的には、水素の中に「軽水素」「重水素」「三重水素」がある。
これは、全然知らなくてOK。

 

まとめると、
・原子は「陽子・中性子・電子」からできる。
・原子の種類は「陽子・中性子・電子」の個数によって変わる。
・原子の種類のことを元素と呼ぶ。

  て感じ。(ここは「ふ~ん」程度で)

 

 

全体のまとめ
物は、原子という小さな粒子からできる。
原子は三つの要素からできる。
その三つの要素の個数によって性質が変わる。